山遊び:国産ノコギリクワガタの飼育について(産卵~幼虫飼育~羽化)

こんばんは、うみがめです!

 

今回は国産ノコギリクワガタの飼育についてです。

国産ノコギリは本土系(ノコ・クロシマノコ等)とリュウキュウ系(アマミノコ・トカラノコ等)に分かれますが、基本は同じだとうみがめは思っています。

違うと思っている点は本土系は体内時計がしっかりしていて、一度越冬させないと活動を開始しないように感じています。

しかし、リュウキュウ系は5月位に羽化するとその夏に活動を開始することです。

そこさえ押さえておけば、後は同じ様に累代飼育が出来ると思います!

 

それでは、種親の入手からです。

・種親の入手(野外個体が産卵は楽です!)

種親は野外個体か累代個体を入手するのですが、うみがめは出来るなら野外個体の入手がおすすめです。

というのも、野外個体であれば、野外で活動している個体が採集されたものなので、直ぐに産卵させる事が出来ます。

(稀にある幼虫採集で羽化した個体は累代飼育個体と同じ扱いです。)

又、野外個体はきちんと野外で活動しているので、産卵で失敗しにくく感じています!

 

累代飼育個体でその夏のシーズンに産卵させるならば、羽化時期の確認を絶対にして下さい。

本土系ならば、その前年に羽化した個体を選んで下さい。

リュウキュウ系ならば、遅くとも5月迄に羽化した個体を選んで下さい。

そうすれば、その年の夏のシーズンに産卵させる事が出来ると思います。

 

本土系・リュウキュウ系で共通して言えることは、羽化時期を確認して、その個体が餌をしっかり食べて、動きが活発になってから、ペアリング・産卵をさせるようにして下さい。

・ペアリング

累代飼育個体であれば、ペアリングさせなければなりません。

ペアリングですが、うみがめはコバシャの小に餌ゼリーを3個程入れて、5日間同居させています。

 

しっかり成熟している♂♀の個体同士であれば、仲良く一緒に餌を食べている姿が見られると思います。

 

ケンカをしているのは、♂♀どちらかが未成熟な可能性がありますので、もう少し期間を置いて再度、ペアリングさせてみて下さい。



・産卵セット

続いて、産卵セットについてです。

産卵セットで使用する用品と実際の産卵セットの組み方について説明したいと思います。

 

・産卵セットで使用する用品

国産ノコギリクワガタの産卵セットで一番重要なのは、「マット」です!

マット選びを間違わなければ、産卵したも同然です!

うみがめは今は2種類のマットに落ち着いています。

 

一つ目は、定番のフォーテックさんの「産卵一番」です。

 

二つ目はリンクはありませんでしたが、

グローバル大阪さんの「DVマット」です。

 

どちらもマットの粒子が微粒子で揃っていて、非常に品質の良い製品だとうみがめは思います!

国産ノコだけで無く、マット産み種にはこの2種類のマットで十分かなとうみがめは感じています。

 

産卵させる容器は、コバシャ小で産卵セットを組みます。

♀の大きさに対して少し小さめと思われるかもしれませんが、うみがめは大体20頭も幼虫が得られれば飼育の限界ですので、このサイズで十分です。

(もっと幼虫が得たい方は容器サイズを中等に上げてあげれば、産卵数は増えると思います!)

 

あとはマット節約と♀の産卵の足場としてシイタケほだ木の産卵木を入れています。

産卵木に産卵させる訳では無いので、硬さは関係なく、オオクワ等に使用する硬めの材でも全然問題無いです。

 

・産卵セットの組み方

まず、産卵一番かDVマットを手で軽く握って崩れない位に加水します。

次に容器の底に5㎝位硬めにマットを詰めます。

そこに1日加水したシイタケほだ木の産卵木を1本入れて、空いたスペースにマットを軽く押さえながら詰めて行き、容器の8割までマットを入れるようにしています。

 

簡単ですが、産卵セットはそれで完成です!

後は、種親の♀だけを容器に入れて、餌のゼリーを3~4個入れます。

 

餌は様子を見ながら、交換してあげて下さい。

飼育温度は国産種なので、25~30℃位とそこまで温度を下げる必要はありません。

 

きちんと交尾が済んでいて、産卵出来る状態の♀であれば、3~5日後にはケースの底に卵が確認出来ると思います!

(早い個体は翌日には産卵を始めています!)

 

卵が確認出来た後は、3~4週間程で♀を取り出して、又3週間程全ての卵が幼虫へと孵化するのを待ってから、割り出しを行います。

 

・幼虫飼育

うみがめは今の所、ノコギリクワガタを大きくするには、最初は菌糸瓶で飼育して、蛹化前に発酵マットに切り替えるのが一番良いのではないかと思っています。

なので、菌糸瓶~発酵マットの流れで幼虫を飼育する説明をしたいと思います。

 

うみがめが使用している菌糸瓶は、月夜野きのこさんの「E-800」です。

 

比較的安価で菌糸の持ちが良く、長期間幼虫を入れていても大丈夫なのが魅力です!

(トカラノコギリの幼虫を入れて約6カ月間育てていても画像のように菌糸が持っています。)

 

産卵セットから幼虫を割り出し後は、直ぐに最初の菌糸瓶に投入します。

(初令や2令幼虫を直ぐに菌糸瓶に入れても、菌糸に巻かれてしまったことや極端に生存率が下がったと感じたことはうみがめはありません。)

 

7月8月に最初の菌糸瓶に入れて、そのまま約6カ月間飼育して、翌年2月か3月位に発酵マットを硬めに詰めた900㏄のブロー容器に幼虫を入れ替えます。

そして、そのブロー容器で羽化させます。

(うみがめは、この時の発酵マットはグローバル大阪さんの「LBマット」を使用しています。)

 

この方法でうみがめは、壱岐産ノコギリ:♂67㎜、中之島産トカラノコギリ:♂70㎜を育てています。

只、飼育ギネスにはまだまだ程遠いので、菌糸瓶の銘柄や菌糸瓶の容量について今も試しています。

また良い結果が出ましたら、その時は追記していきたいと思います。

・羽化後の休眠

国産ノコギリは羽化後に休眠します。

特に本土系のノコギリは体内時計がしっかりしていて、5月位に羽化した個体であっても、次の夏まで休眠に入ってしまうように思います。

リュウキュウ系のノコギリは5月位に羽化した個体は8、9月位に活動を開始する事があります。

 

休眠が覚めるまでは、下の画像の様にルアーケースに濡れたティッシュと個体を一緒に入れて個別に管理すると省スペースで管理出来るので、うみがめはおすすめです!

保管中はたまには様子を見て、ティッシュに霧吹き等で水分を補充してあげて下さい。

 

暖かくなり活動を開始し始めると、ティッシュをバラバラにして容器内で盛んに動くようになります。

動き始めましたら、個別の飼育ケースにゼリーを入れて管理します。

1カ月程ゼリーを与えて動きが俊敏になったら、種親としてペアリングをします。

 

・まとめ

うみがめは、日本産のノコギリクワガタは世界中クワガタから見てもトップクラスの格好良さだと思っています!

 

累代飼育では、成熟期間に癖がありますが、産卵させた後の幼虫飼育は比較的容易です。

今回の記事は基礎的なことですので、実際に飼育をしてみて、飼育温度、菌糸瓶の銘柄、菌糸瓶の容量、餌交換の頻度とタイミングはそれぞれ追及して飼育レコードに挑んでみて下さい。

 

うみがめもこれからも色々試して、飼育レコードを目標に挑戦します!

 

本当に魅力一杯の国産のノコギリクワガタを是非一度飼育をしてみて下さい!

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