トラウトアングラーのみならず、他のルアーフィッシングをされている方も一度は釣ってみたい「幻の魚イトウ」について記事にしたいと思います。
今回はポイントを公開しても問題が無い、猿払川の河口に絞った記事です。
何ヵ所か河川を回りましたが、うみがめは猿払川の河口はイトウの個体数が多いと感じ、初めてイトウに挑戦するには本当に最適なフィールドだと思います!
猿払川でイトウの釣り方を学んで、他のフィールで応用してポイントを開拓する方が良いと思います!
・シーズン
イトウの産卵が終了して河口に来る5月・6月と、秋口に水温が低下してきて適温になる10月・11月がシーズンです!
この時期に行きますと必ずイトウがライズしている姿が見えました。
(只、釣れるかどうかは別ですが(笑)うみがめは何故あんなにライズしているのに釣れないんだとルアーチェンジを繰り返すも、結局釣れないことが多いです。)
うみがめは、10月・11月でイトウの釣りを多くしましたので、タイトルには「10月・11月」と入れましたが、下記の釣り方で6月にもイトウは釣れています。
・アクセス
車で新千歳空港のある千歳市から、猿払川がある猿払村までは、約350kmで約5・6時間のドライブになります。
カラフトマスの記事でも触れましたが、本当に余裕を持った日程を組んで事故の無いようにして下さい!
あと、稚内空港までアクセス出来るのであれば、1時間程で猿払川に行けるので、飛行機の便と時間が合えば、こちらの方が釣りに集中出来るのでうみがめはおすすめです!
・おすすめルアー
アスリート12SS(ジャクソン)
このルアーがうみがめの猿払川でのパイロットルアーです。
本当に良く釣れるルアーで絶対に持っていくべきです!
色は赤金(ラインナップ上ではダブルアカキンですね。)が鉄板です!
(猿払川は、元々水が茶色っぽい色で、ミノーのカラーは銀系(イワシカラー等)より金系(赤金・黒金)の方がうみがめは釣れています。)
うみがめは日程が短ければ、アスリート12SSだけでも良いと思っている位、溺愛して、信頼しているルアーです!
下げ潮と夕マズメのタイミングが重なった時でしたが、2時間程で4バイト叩き出してくれました!
サイズも70㎝後半以上と大き目のサイズばかりでした!
今ではこいつで釣れなかったら、釣るタイミングか場所が悪いと思い、回遊してくるまでゆっくり待つか、場所を移動しています。
使い方はただ巻きです。
当たりは、グッとロッドが重くなる感じです。
その後、イトウ独特のヘッドシェイクから本格的なファイトが始まります!
ヘッドシェイクでロッドが軋む感じを思いだすと、記事を書いている今でも直ぐに猿払川へイトウを釣りに行きたくなります(笑)
(大変申し訳ないのですが、うみがめはスプーンで釣った事が無いのでスプーンの紹介は無いです。大型ミノーの方が広範囲を手早く探れるので、アスリート12SSでランガンしながら、反応する魚を探していくスタイルです。)
・タックル
イトウは体長の割りに思ったよりも引かない魚だと思います。
エリアトラウトのイトウは、80㎝クラスでも頑張れば4lbのフロロカーボンで獲れる魚です。
猿払川の河口には、流木やブッシュ等巻かれるものも少ないので、思ったよりライトタックルでキャッチ出来ると思います。
・ロッド
うみがめはの使用ロッドは
ラテオ 86ML・Q(ダイワ)
シーバスロッドのML位の硬さが、ルアーをキャストし易く、ヘッドシェイクのショックを吸収してくれてキャッチ率が上がるのかなと思っています。
90㎝位なら全然大丈夫です!
(メーターは釣った事がないので、何とも言えません。是非掛けたかったのですけど、叶わずでした。是非、うみがめの雪辱を晴らして下さい!)
・リール
リールは
ツインパワーC3000HG(シマノ)
これは、ワンランク番手を上げても良いかなと思いました。
メインをPE1.2号にしていたので、糸巻量は全然問題ありません。
只、14㎝クラスのミノーが使いたい時に巻き取り量が足りず、早く巻かないとミノーがアクションしない時がありました。
ツインパワーC3000HGでも行けますが、シマノであれば4000番手、ダイワであればLT5000S-Cの番手を使用すれば、釣りの幅が広がると思います。
・ライン
メインラインは
PITBULL 8 1.2号(シマノ)
リーダーは
フロロショックリーダー16lb(ヤマトヨ)
結束はFGノットです。
リーダーの長さは2ヒロ取っていました。
ファイト中にイトウがローリングした時にリーダーが体に巻かれることがありますので、リーダーはある程度長さがあった方が安心です。
他の方の記事を読むとうみがめはリーダーが細めだと思いますが、一度もラインブレイクする事無く、イトウをキャッチ出来ています。
猿払川河口には一度言いましたが、巻かれるようなものが無いので、きちんとドラグを使ってあげれば、イトウはキャッチ出来ます。
うみがめはシーバスロッドのMLの硬さを使用しているので、これより硬いロッドを使用する時は、リーダーの太さを上げて下さい。
・時合い
うみがめは、アスリート12SS等の大型ミノーでイトウを狙っていて、大型ミノーを使用した時の時合いです。
ルアーの強さが違うスプーン等には当てはまること、当てはまらないことがあると思うので、こんなタイミングでうみがめは釣れているのだなと参考程度にしておいて下さい。
・マズメ
朝マズメと夕マズメは、やっぱり外せないです。
明らかにこの時間帯にイトウのライズが起きていますので、朝眠くても、夕方体力が無くて辛くても、折角北海道でイトウを狙いに来ているので、必ずこの時間帯は釣りをして下さい!
・下げ潮
うみがめは、下げ潮が始まった位からが良く釣れるタイミングだと思います。
河口なので、下げ潮の方が流れが出やすく魚の活性が上がりやすいのだと思います。
ここは、河口に住んでいるシーバス等と同じですね。
・風
大型のミノーを使用しているので、無風の時より風が吹いて、キャストし難いなと思う位、風が出てきた方が騙しやすく、イトウが釣れると感じています。
風が吹いた時はチャンスです!
・濁り
元々、黒っぽい水色をしていますが、茶色くコーヒー色に濁った時がルアーで騙しやすいと思います。
一度猿払川が濁っている時に釣行を行い、1日で6バイト得ることが出来ました。
しかし、その次の日には、濁りが取れて、前日が嘘のように坊主でした。
濁るか濁らないかは雨が降ったか降らないか等の本当に運の要素なので、もし濁っていても諦めずに、寧ろ濁りはチャンスなので、是非釣りをして下さい!
・その他
あとは、うみがめがイトウ釣りをしていて、ルアー・ロッド・リール以外に有った方が良い物を挙げたいと思います。
・ネット
うみがめはネットは必須だと思っています。
うみがめの体感で猿払川の河口で釣れるイトウのアベレージは70㎝後半で、運が良ければメーターオーバーが釣れる魚です。
そのような大型魚を掛けた時に、運良くずり上げる場所があれば良いですが、無ければどうしようも無くなってしまいます。
又、ルアーを外す時もネットが無いと暴れられて手間取ってしまい、イトウを弱らせる原因になってしまいます。
折角掛けた魚をキャッチする為と、手早くリリース出来るようにネットは必ず持って行って下さい!
(うみがめが使用していたネットです。内寸は50✖35㎝でネットの奥行きは約50㎝です。北海道札幌市の「アメリカ屋漁具」で購入しました。これでは小さく、80㎝サイズをネットインさせるのにも苦労しました。これよりワンサイズ大き目が良いです!)
・ウェーダー
有った方が絶対に良いです!
場所によっては、ブレイクが遠く、ウェーディングしないと良い場所にルアーをキャスト出来ないポイントがあります。
又、イトウは大型魚なので、ウェーディングした方が取り込み易いので、キャッチ率が上がります。
是非、ウェーダーは持って行って下さい!
・防寒対策
10月・11月でさえ猿払村は北海道でも北に位置していますので、朝の気温は一桁になります。
下手をすると10月でも一桁前半になります。
寒いと本当に釣りをしたい気持ちになりませんので、ヒートテック等インナーと上着は十分に用意して行って下さい!
・クマ除けの鈴
うみがめは、北海道にいる時に野生のクマを見たことはありませんが、猿払川で釣行している際に朝の薄暗い時にクマを見かけたというアングラーの話を聞きました。
こちらは必須ではありませんが、持って行った方が安心出来るかなと思います。
(うみがめはビビりなので、毎回持って行ってました。)
・まとめ
猿払川の河口であれば、意外に「幻の魚イトウ」に出会うのは難しくないと思います。
うみがめが初めてネイティブで釣ったイトウは猿払川で釣った60㎝位のイトウです。
サイズは小型ですが、「ネイティブでイトウが釣れた!」と思い、キャッチした時は本当に感動しました!
猿払川の河口であれば、アクセスが非常に良く、ポイントへ行くのにも車から徒歩で直ぐに行けます。
又、タックルは1セットあれば、十分釣りが出来る手軽な釣りだと思います。
(猿払川に行くまでが遠いですが(笑))
メジャーなフィールドですが、メーターオーバーもいる本当に潜んでいる、夢のあるフィールですので、是非一度猿払川へ足を運んで、ネイティブのイトウを狙ってみて下さい!
釣れる釣れないに関わらず、本当に良い思い出になると思います!